2006,05,31(Wed)
赤いヘンリー気味のシャツを来て君は、カウンターで赤いレッドアイを前に深いため息をついた。別れるべきかすがるべきか悩んでいた彼女は気だるそうに頬杖をついたままボクにその全権を委ねてきた。『別れた方がいいよね?』『…』『もう信じられないもん』『一度の浮気くらい許してあげれば?反省してるんでしょ?』『二度目なの…』そう言って彼女はまたため息をついた。
15分前に届けられたクリームチーズ料理には一切手をつけず彼女はひたすらトマト風味のため息を量産していた。『オーナーは浮気する?』『なんで?』『しそうだから…』『意味がわからん』『だからする?』『何がぁ?』『だからする?』『はぁ?』『もう答えてよ…』『おまえ…霊って信じるか?』『信じない…』『まじい〜、信じないんだ。。昔昔あるところに…』俺は嘘だけはつきたくなかったんだ!
そしてレッドアイを飲み干した彼女は今日18回目のため息をついて、別れる事を固く決心して一反木綿を後にした。。。時計はすっかり午前0時を回っていた。。。
15分前に届けられたクリームチーズ料理には一切手をつけず彼女はひたすらトマト風味のため息を量産していた。『オーナーは浮気する?』『なんで?』『しそうだから…』『意味がわからん』『だからする?』『何がぁ?』『だからする?』『はぁ?』『もう答えてよ…』『おまえ…霊って信じるか?』『信じない…』『まじい〜、信じないんだ。。昔昔あるところに…』俺は嘘だけはつきたくなかったんだ!
そしてレッドアイを飲み干した彼女は今日18回目のため息をついて、別れる事を固く決心して一反木綿を後にした。。。時計はすっかり午前0時を回っていた。。。
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2006,05,31(Wed)
タクシーから降りた瞬間に、彼女の横顔に気付くべきだったんだ。そして逃げるべきだったんだ。交差点を渡りきる手前でその彼女は話しかけてきた。『久しぶり〜。元気やったぁ?あれから何年たつかなぁ?あたし離婚したけど子供二人いるんよ』『そう…』『居酒屋してるんでしょ?』『うん…』『場所どこ?今度行くね♪』『う、うん…』それから場所をねほりはほり聞いたあげく、その彼女は銅座の闇に消えて行った。。。思い出して欲しくなかった…覚えていてほしくなかった…そして…来てほしくなかった。。。それは8年ほど前の事。当時ホステスだったその彼女は仕事のうっぷんばらしか、ナイト荒しで有名で当然ボクもその被害にあっていた。忘れようにも忘れられないあの日の出来事。二日酔いで30分おきに吐き続け頭を抱えながら接客してた午前3時。『飲め〜』の号令と共にその彼女は来店してきた。いきなりビアジョッキに氷なしでブランデーとジンを注ぎ…悪魔の一気コール。捨て身のボクはそれを多少こぼしつつ全部飲み干し、次の日病院に駆け込んだ。。ガンマGTP…1000超え。2ヶ月安静入院を勧められたボクは二度とジンが飲めない体に
なった。。。お願いだから一反木綿には来ないでおくれ(>_<)
なった。。。お願いだから一反木綿には来ないでおくれ(>_<)
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2006,05,26(Fri)
あきらに魂を売り飛ばした朋は悩んでいた。あいつの心が全く見えないらしい。『何を考えてるの?』『何を見てるの?』『ボクは何処にいるの?』闇に迷いこんだ朋はずっと抜け出せないまま今日もハナクソをほじくっている。『今日、酒飲みたいっす!酔いたいっす!』最近の朋の口癖だった。。。器用そうで無器用な朋は…モテてそうでいまいち考えすぎて延びきれない朋は…今日もあきらの顧客からのおコボレ酒を待ちわびている。。。朋の髪の毛は今日もトサカのように勃起していた。。。
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