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曲名:「蒼い雨(Aoiame)」
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届かない停車駅

7つ目の駅で…ボクは途中下車した。流れていく窓ごしの車内で泣いている、君の事も考えずに。。。

半年と言う短い付き合いの中でボクは彼女の何がわかったと言うのだろう。【身長162cm】【セロリが嫌い】【3人姉妹の末っ子】【日本女子大3年】【ライブ好き】それ以外に彼女の情報がなかった。いや、あえて知ろうとしなかったのかもしれない。わがままなボクの深夜突然の呼び出しにも彼女はいやな顔一つせず、ボクの住む目黒まで赤いゴルフを走らせてくれた。。給料日に賭けポーカーでやられスッカラカンになった時も赤いゴルフは目黒川沿いにあった。すさんだ生活の中で潤いを与えてくれていた彼女の優しさに気付くのに、21歳のボクにとって半年と言う月日は短すぎたんだ。。彼女は弾き語り時代のボクのファンだった。そして、新宿から15駅目に彼女の実家があった。実家の近くの川を流れる古い橋から見える夕日が本当に綺麗で最高だと言う。彼女は音楽に挫折して汚れはじめたボクにその風景を見せたかったらしい。暇つぶしに付き合う事にしたのだが…『本当に綺麗なんだよ』『ふうん…』『また、いい曲できるかもよ…』『もういいよ…』『諦めるには若すぎるよ』『余計なお世話だよ…』『もう一回ライブはじめて…』『放っといてくれよ!

そしてボクは…7つ目の駅で途中下車した…流れていく窓ごしの車内で泣いている、君の事も考えずに。。。
彼女の大切さに気付いた時には、新宿から12駅離れた町で君は若いママになっていたんだ。

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ジグソーパズルな球体

ボクに降り注いだメローな感情の要因は君発信だったのかも知れない。そしてそれに気付かないふりのスローな感情も君発信だったんだ。なんのフォローも出来ないまま、今ここに落ちている感情のアクアブルーの球体が全て君発信の分子による影響で構成されてると気付くのに、少々時間がかかり過ぎてしまったようだった。例えば一度も信号に引っ掛からずに自宅まで帰れた喜びや、トンネルの出口付近で息止めに失敗した悔しさの感情指数値の違い、その日に感じるストロベリーリキュールの甘さ、サルサの辛さ、バルサミコの酢っぱさの味覚変化さえもその球体の仕業だったんだ。
だけどそれに気が付いた時にはボクは自らの手でそのアクアブルーの球体を壊しにかかっていた。君に壊される前にボクの手でアスファルトに叩き付け…そう何度も何度も叩き付けた。人に依存した生き方なんてボクには似合わないから。。。だけどバラバラになった君発信の分子の集合体は、それぞれを見失わないようにと少し大きめの粒子となってジクソーパズルのごとく隣のパートナーを探し求めあっていた。

何度完成させても、またボクの両手でアスファルトに叩き付けられる事をその球体はきっと知っているはずなのに。。。

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銀杏並木の下で…

ここから先は私一人で帰れるから…』彼女は引き止めるボクの腕を振りきった。渋谷外苑前の銀杏並木が美しいこの道は二人歩きなれた場所だったけど、その日ばかりは違って見えた。
待てよ…』『待たない』道に迷った野良犬が3本目の銀杏の下でただ黙って傍観している。『そんなに怒るなよ…』『貴方が先に怒ったんでしょ!』『だから悪かったって…』『私そんなにいけない事した?デリカシーがないなんて!いったいデリカシーって何?』『だって好きなんだもん…』『いくら好きだからって!』『楽しみにしてたんだもん…』『また頼めばいいじゃない!』『
30分前、ボクらは青いネオンの寿司バーにいた。ボクが店内の空気を楽しみながら新潟の地酒をゆっくり味わってる間に、彼女はボクがお寿司より大好きなものをいつの間にか全部食べてしまってたんだ。大人げないのはわかっていた…ただ、気がついたときにはつい口に出してしまっていたんだ。
てめっ!俺が酒のツマミにと楽しみにしていたものを!
優しい彼女は言った。『ごめんなさい…』『ったく!デリカシーのない!』『そんな言わなくても…』『好物なんだよ!この馬鹿が!
優しいけど感情の起伏の激しい彼女は切れた!そして叫んだ。『ふざけないでよ!ったく!ガリくらいで!ちっちゃな!

一人で帰る銀杏並木を我が物顔ですり抜ける風は、とても冷たく感じ…アキラ22歳の秋だった、、
そしていまだに…ガリは大好きなんだ。。。

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