2010,10,25(Mon)
滞空時間がやたら長いシャボン玉のため息が
小首をかしげたご機嫌斜めなキミからどんどん製造されていた。
ボクはそれを一つずつ一つずつはじきながら
そのシャボン玉の訳を一生懸命考えている。
あれも違う、、、
これもきっと違う、、、
『わかんないや

やがて
そんなシャボン玉と交差するように
秋空を舞いながら南下する
美しいアサギマダラの群れが
悩み続けるボクの代わりにと
キミのためいきを一つずつ掻き消していってくれた。。。
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2010,10,22(Fri)

三瀬高原に咲き誇ったコスモスは
ボクをあっという間に魅了した。
果樹園を越え、三瀬の森を抜ける頃には
さっきの悩みなんかすっかり消えてなくなり
そして、、
対流圏上層を帯状にとりまいた偏西風が
今度はボクを心ごと取り巻いた。
『悩んでる場合じゃないよ、アキ、頑張って』
キミのそんな声が聞こえてきそうだった。。
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2010,10,20(Wed)
おくんちの中日、、
澪に帰ろうとスタッフと別れた県庁坂あたりからタクシーを探す。
なかなかいない。。
中央橋についた頃にはもう歩いて行くことを決意した。
そんなとき、少し大ぶりの雨。
『またすぐ止むだろう』
ボクは思わず信号待ちの間、西浜町の電停で雨宿り。
そこに1台の5系の電車。
『乗れ!乗れよアキラ!がんばれ』
『いや、無理だよ、、恥ずかしい。』
『大丈夫!みんな乗ってるんやし、電車は長崎人の足やど』
ボクの中で葛藤が始まる。
そして、、ボクは勇気を振り絞って慣れない電車に乗り込んだ。
座りたくなかったが、立つとどうしても目立ちすぎるので
空き空きの車内、ヴィトンのコンセイエを膝におばぁちゃんの横に座った。
『おにいちゃん大きかねぇ』
『いや、そんな大きくはないですけど(笑;)』(たのむ)
『長崎は初めてね?』
『いや、長崎に住んでます』(話しかけんでくれ(;_:)
『おくんちば見に来たとやろ?』
『いや、だけん、長崎に、、、』
『昔と変わったけんね、おくんちの人手も。。。』
そうやって、ボクの約30年ぶりの電車の旅がはじまり、
そして、わずか数分で無事終わった。
あっ降りる場所をひとつ通り過ぎてしまったけどね(笑;)
ん?ちゃう。

寝過ごしたんやなくて、、、
なかなか話が終わらないおばぁちゃんのためにね。。。
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